車内の香り(輸出車)

車内の香りについての話ですが、芳香剤とかタバコのにおいの話ではありません。昔(30年くらい前)輸出車の船積みのバイトをしていました。場所によっては運送会社の社員の人がやっているようですが、場所によってはバイトの人間がやっています。で、乗る車は当然100%新車です。車種によって良いにおい、殺人的においの車があったので、お話しします。
普通の人は、だいたい新車のにおいは嫌いではないと思います。私も好きなほうだと思います。ですが、色々な理由で一筋縄でいかない場合も出てきます。一番ひどかったのは、「殺人的に臭い」のではなく、もう「殺人的に痛い」と表現しなくてはならない車種です。口が裂けても名前は言えませんが、国産の車で当時車種としては国内でも販売していましたが、そのグレードは輸出専用でした。息をすると舌が「痛しぶい」。目の周りの湿っているところがピリピリして何か湿布薬を塗られたような痛み、みんな仲間達は車から頭を出して運転していました。「買ったオーナーはどうなっちゃうのか?」という思いとともにその日の作業を終えました(そもそもクレームにならないのか、更にそもそもこんなの作っていいのか?)。
逆に良いにおい、これはHONDAのレジェンドの上級車種。天然か人工かわかりませんが、革のにおいが品があってほのかな安らぎを感じるとても高そうな車のにおいでした。BMWの船降ろしもしましたが、やはり革の室内は高級感と安心感につつまれ、「これだけでもお金払っていいな・・・」という感じでした。蛇足ですが、輸出用の車は国内向けよりお金かけてるので、内装もちょっぴり良く作ってあるそうです。